2020年東京五輪代表選手選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」への出場権をかけた大会で、15年世界選手権1万メートル代表の村山謙太(25=旭化成)は、2時間17分43秒で21位に終わった。

 先頭集団でレースを展開したが、23~24キロでペースアップした先頭を追わずに、後方での待機を選択した。しかし26~27キロでは単独走となって、ペースが上がらなかった。「全然だめですね。最初は楽だったし、位置取りは完璧で、周囲が汗をかいているのもみえていた。勝ちパターンだなと思ったけど。地に足がついていなかった」と振り返った。

 23キロ付近で下がったことについて「少しきつくなった。前に行くかどうか悩んで、うしろに下がったけど、判断ミスです。あそこで下がらなければよかった。前(の選手)がこぼれてくるだろうと思ったけど、僕がこぼれた」と悔やんでいた。