陸上のセイコー・ゴールデングランプリ大阪の公式会見が19日、会場のヤンマースタジアム長居で行われた。20日午後3時15分スタートの男子100メートルに出場するジャスティン・ガトリン(36=米国)桐生祥秀(22=日本生命)山県亮太(25=セイコーホールディングス)ケンブリッジ飛鳥(24=ナイキ)多田修平(21=関学大)が出席した。

 04年アテネ五輪金メダル、17年世界選手権ロンドン大会でも優勝したガトリンは「コンディションはすごくいい。準備は万端だ」と好調を宣言した。

 ガトリンに挑戦する日本勢は、現時点での国内最強布陣と言える。桐生は「明日は素晴らしい選手と走ることができて楽しみです。100メートルは今季国内初戦なのでいい走りをしたい」。山県は「状態は上がっている。優勝を狙っていきたい」と力強く宣言した。

 多田は昨年大会で抜群のスタートを見せて、ガトリンを驚かせた。「勝てればタイムがついてくる。勝ちにこだわっていきたい」と、1年間の成長を見せる覚悟だ。ケンブリッジは「明日はいま出せる、最高のパフォーマンスを出したい」と口にした。

 豪華メンバーがそろった男子100メートルに注目が集まる。