2組で16年リオデジャネイロ五輪400メートルリレー銀メダリストの飯塚翔太(26=ミズノ)が20秒55(追い風0・5メートル)の1着となり、24日の決勝進出を決めた。

 軽快な走りで直線に入ると後続を引き離し、最後は流しながらゴール。2着には100メートルで日本人初の9秒台を記録した桐生祥秀(日本生命)が入り「桐生くんとか(200メートルが)新鮮な選手もいたので、楽しく走れた。盛り上がって、みんなに応援してもらって、楽しんでもらえたらと思っていた」とさわやかな笑顔を見せた。

 前回大会は当時東京陸協所属のサニブラウン・ハキーム(現・米フロリダ大)が20秒32をマークし、100メートルとの2冠を達成。飯塚は20秒55の3着だった。今大会はサニブラウン不在だが、決勝には桐生や藤光謙司(ゼンリン)らが名を連ねる。2年ぶり3度目の優勝を目指す飯塚は「優勝だけを考えて、勝ちにいきたい。スタートラインに立ったところで万全だったら、いける。自己ベスト(20秒11)を更新したい」と意気込んだ。