陸上男子短距離の桐生祥秀(22=日本生命)が8日、8月の欧州遠征でインパクト抜群の快走を目指す。

 都内で行われた日本ランニング協会主催の子ども向け陸上教室「健康にいい汗かこう! スーパーかけっこアタック」に特別ゲストとして出席。欧州遠征はダイヤモンドリーグ・モロッコ大会(13日)やスイス・ベリンツォーナでの競技会(18日)の100メートルなどに出場予定。目標はシーズンベスト10秒15の更新とした上で「シーズンオフの前に、大砲みたいなのを打ち上げておけば、冬のモチベーションも上がる。1回目立っておかないと忘れられてしまう」と付け足した。先月の日本選手権は3位とジャカルタ・アジア大会に個人での出場を逃したが、このまま低空飛行のまま今季を終えるつもりはない。

 陸上教室ではリラックスした様子で子どもを指導した。「楽しいですね」と笑顔。自身もサッカーをしていた小学生時に、イベントでラモス瑠偉氏(61)に会った記憶があるそうで「覚えてもらえたらうれしい」と話した。