今年マラソンデビューした出場最年少22歳の一山麻緒(ワコール)が、スタートから一気に飛び出した。最初の5キロが16分31秒という2時間20分を切るハイペースになったことで、2時間22分23秒の記録を持つ優勝候補の松田瑞生(24=ダイハツ)が1・5キロすぎに遅れ始めるなど、出場10人の争いに混乱を生じさせた。

後半から遅れて6位に終わったが「集団を小さくするために最初からハイペースで前に出て走ろうと思いましたが、ちょっと早すぎました。抑えようと思ったのですが、体が動いていたので無理にストップをかけずに、そのままいった。離れてから余裕がなくなりましたが、マラソン3回目で、積極的に走れたのは今後のいい経験になった」と、力を出し切ったレースに悔いはなさそうだった。