東京五輪女子マラソン代表の一山麻緒(23=ワコール)がフル回転した。

2日前の1万メートルに続き、5000メートルに出場。4000メートルまではワコールの同僚を引っ張る役目、残りは「フリー(自分の力で)」というプランだった。1位で15分33秒52の安藤友香(26)、2位で15分39秒32の福士加代子(38=ともにワコール)に続く3位となり「順位として出ると悔しい」と苦笑いで振り返った。記録は15分45秒03だった。

その後は安藤と共に、約15分後に行われた1600メートルリレーにも出場。今度はトラック1周を全力で走り抜け「抜かれちゃったけれど、いい練習だったと思います」と笑った。レースは岩谷産業との一騎打ち。最終走者の安藤が振り切って4分21秒02でゴールし、優勝で大会を締めくくった。