55年連続55度目の出場を誇る駒大が、13年ぶり7度目の総合優勝を大逆転でつかんだ。

最終10区、3分19秒差で石川拓真(3年=千葉・拓大紅陵)が創価大を追い、失速した小野寺勇樹(3年=埼玉栄)を20・9キロ地点でとらえた。一気のスパートで突き放し、両拳を握って広げながらフィニッシュテープを切った。

1時間9分12秒で区間賞も獲得。優勝後の石川の代表インタビューは以下の通り。

-見事な逆転劇だった

まず、このコロナウイルスがはやった中で箱根駅伝を開催していただけて、ありがとうございます。自分が、たすきをもらう時点で山野(力)もやっぱ頑張っていたんですけど、まあ少し差があって、でも自分も諦めずに、去年悔しい思いをしたんで、この同じ区間でもう1回やってやろうという思いで、たすきをもらって、ゴールテープに向かって走りました。

-フィニッシュテープを切った瞬間の思いは

この1年間、苦しい1年間だったり、練習も、いつもの1年間とは違うような1年間を過ごしてきて、いろんな思いであったり、4年生への感謝の思いであったり、3年生が今回3人出て、谷間の世代と言われてきた中でもすごく奮起してくれて、自分もやってやろうと思って、ゴールテープを切った時は「やってやったぜ!」と思いました。

-チームメートの汗が染み込んだ、たすき

みんなの思いを、たすきをもらった時に思って。強い思いというか、自分に任された役割を果たしてやろうと思いました。

-来年は連覇に挑む

もちろん。箱根駅伝だけではなく、ほかの2つの駅伝もそうですけど、すべて優勝するという気持ちで来年やっていきたいと思っています。