創部25年目の積水化学が2時間13分3秒で悲願の初優勝を飾った。

1区9位スタートから、2区で区間賞の卜部蘭からタスキを受け取った3区の佐藤早也伽が区間2位の走りで首位に浮上。そのまま首位を守り、19秒リードで受け継いだ5区のエース新谷仁美が区間2位でつなぎ、地元宮城県出身のアンカー木村梨七が優勝のゴールテープを切った。2位資生堂に52秒差をつけた。

新谷は「念願の優勝で、駅伝で優勝にまさるものはないし、このメンバーで強さを見せつけられたのでうれしい」とコメント。33秒差でタスキを受け取った木村は「前の方たちがここまで差をつけてくれると思っていなかったので、硬くならずに走ることが出来ました」と笑顔だった。

積水化学女子陸上部は1997年に創部。活動拠点は千葉県柏市。OGに00年シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子ら。全日本実業団女子駅伝は昨年の2位が過去最高だった。