今年の箱根駅伝で、2年ぶり6度目の総合優勝を果たした青学大の新主将、宮坂大器(3年)が2時間12分09秒で14位に入った。昨年の出雲駅伝でアンカーを務めた横田俊吾(3年)は2時間12分41秒で16位に入った。

宮坂は「実業団選手とは差があると感じた。35キロからは向かい風、体力の限界が来ていた」とマラソンの厳しさを感じたようだ。一方で「目標だった2時間12分切りはできなかったが、目標と力のギャップがなくて、いいレースができた」と手応えも口にした。

横田は「終わった後、医務室に連れて行かれ、40分ぐらい動けない状態だった。フィニッシュ後、寒気と震えが止まらなかったので、やっぱりマラソンは厳しい世界だなと思いました」と振り返った。

青学大からは宮坂、横田、主将の飯田貴之(4年)、西久保遼(3年)の4人が出場。いずれもマラソン初挑戦だった。飯田と西久保の公式タイムは主催者から正式発表されていないが、飯田は2時間20分13秒、西久保は2時間15分46秒だったと、それぞれツイッターで明かした。

飯田は「29キロぐらいで、足が先に止まってダメになった。自分は練習量に結果が比例するタイプなので練習量が足りなかった。マラソンの洗礼を浴びた」。西久保は「24キロぐらいで一気に足が動かなくなった。そこからはずっとやめたいと思った」とそれぞれレースを振り返った。

今年の箱根駅伝で飯田は4区3位と好走。青学大は層が厚く、宮坂、横田、西久保の3人は区間エントリーされたが、当日変更で出場機会はなかった。