日本陸連は17日、開催中の世界陸上(米オレゴン州ユージン)に派遣している男子マラソン代表の鈴木健吾(富士通)と、女子マラソン代表の一山麻緒(資生堂)が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。

男子マラソンは3日目、女子マラソンは4日目に行われるが、ともに大会は欠場となる。

取材に応じた風間明専務理事は「細心の注意をして、対策をしていた。なんらかのことでコロナ菌が入ったことは残念。お2人は調子も整えてきて、大きな大会での成果をあげるべく調整してきた。大変残念に思う」と話した。

強化委員長の山崎一彦監督、鈴木、一山に加えて、強化委員会で長距離・マラソンの高岡寿成シニアディレクター(カネボウ)、女子マラソンの永山忠幸コーチ(資生堂)、男子マラソンの福嶋正コーチ(富士通)の感染が新たに判明した。選手団との隔離のために別棟にて5日間(検査日を0日として翌日から5日間)の安静加療を要することになった。

日本選手団は新型コロナワクチンを2回以上、接種済み。出発時に千葉・成田空港で抗原検査(定性)を受けて陰性を確認した上で出国している。出発時点から、防止対策の強化としてN95マスクの着用なども実施している。

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