陸上の男子400メートル障害で2016年リオデジャネイロオリンピック(五輪)代表の松下祐樹(31=ミズノ)が全日本実業団対抗選手権(9月23日開幕、岐阜)を最後に現役を引退することになった。所属先が20日、発表した。

14年に順大を卒業し、15年の全日本選手権で初優勝。同年の世界選手権(北京)では準決勝に進出した。

「ミズノで9年の競技者としての時間を過ごし、嬉しい事、その何倍も悔しい事や苦しい事がありました。ですが、これまで陸上を辞めたいと思ったことは一度もなく、常に前だけを向いて頑張ってくることが出来ました。それはミズノの最高のサポート、共に世界を目指したチームメイト、そしてなにより良い時も悪い時も変わらぬ声援を送って下さった皆様に背中を押していただいたからだと思っています。本当にありがとうございました。世界のファイナルという目標に届かなかった悔しさはありますが、これまでの競技生活に後悔は一切ありません。最高の競技生活でした」

所属先を通じ、感謝のコメントを発表した。