昨夏の世界選手権5000メートルで8位入賞した田中希実(24=ニューバランス)が、注目の2区(4キロ)で19人抜きを演じ、首位でタスキをつないだ。

過去出場7回中5回走った1区を外れ、初めて2区から出走。20位でタスキを受けると、大きなストライドで追い上げ、27回大会で08年北京五輪5000メートル代表の小林祐梨子が記録した区間記録(12分7秒)に肉薄する12分11秒(速報値)を記録した。

終盤下り坂となるコースに対応し、浜本憲秀監督から期待された「田中=1区じゃない」を体現した田中はレース後、「1区の子も頑張ってくれた。その力を受け、自分のところでトップに立ちたいと走りました」と振り返った。

区間新にはわずかに届かなかったが、圧倒的な走りで区間賞を受賞。

「中学以来、この大会で区間賞をとることができなかったが、気持ち的に(パリへ)大きな弾みになった」とうなずいた。

田中は昨年8月の世界選手権ブダペスト大会5000メートル予選で日本記録を更新。同9月には世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグで自らの記録(14分37秒98)を超える14分29秒18をマークした。

世界を舞台に飛躍を続けるが、レース前日の13日には「グローバルで活躍するアスリートになっても、地元を拠点にやっていきたいというところを象徴するようなレース」と今大会の位置づけを明かしていた。

兵庫を背負って走る-。

地元への思いを大切に、岡山のドルーリー朱瑛里(しぇり、津山高1年)や愛知の山本有真(23=積水化学)らが名を連ねた注目区間で貫禄の走りを披露した。

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