3月に青学大を卒業した若林宏樹(22)が就職先の日本生命の所属で出場し、“ラストラン”は最下位の19位だった。
4月は研修などで調整がままならなかったというが「しんどいながらも完走できてよかった」と振り返った。「日本生命という所属も実業団ではなくサークルみたいな感じ。今後はイベントなどで走ることはあると思うけれど、大きな舞台で走るのは最後です」と断言した。
「若の神」の愛称で親しまれる若林は、青学大1年時から箱根駅伝の山登り5区で活躍。同区間で3度出走し、ラストイヤーとなった今年は区間新記録で2年連続総合優勝に大きく貢献した。
かねて大学卒業を機に競技の第一線を退くと表明していた中、2月の別府大分毎日マラソンでは初マラソンながら2時間6分7秒の好記録で日本人トップの2位と大健闘。9月の世界選手権東京大会の代表入りはならなかったが、参加標準記録を23秒も上回った。
陸上関係者やファンからは現役続行を望む声もあったが、日本生命へ一般就職する道を貫徹。ただ1万メートルの自己ベストは27分59秒53で、今大会への出場資格を満たしていることから「出られるなら出ようと思う。日本一を決める大会に出られる機会はほぼない。選手としてというより、1人のランナーとして出たい」と出場を決めた。
本格的な競技会への参戦は今回限りの予定。“サラリーマン若林”が最後の勇姿を見せた。

