2度目の出場となった勝木隼人(かつき・はやと、34=自衛隊)が自己最高の銅メダルを獲得した。
2時間29分16秒を記録し、日本の競歩勢は6大会連続の表彰台となった。ダンフィー(カナダ)が2時間28分22秒で金メダルに輝いた。
勝木は序盤からレースを引っ張った。26キロ付近で先頭争いから脱落したが、終盤は失速した川野将虎(旭化成)らを追い越した。国立のトラックに戻ってからは右手を振り、フィニッシュ後は笑顔も見られた。
「やる気・元気・勝木」の愛称で知られる勝木は、11月に35歳を迎えるベテラン。3月の日本選手権35キロ競歩で優勝し、3大会ぶりに代表入りしていた。
東海大卒業後はサポート企業が見つからず、地元の福岡ヤフオクドームでグッズ売りのアルバイトをしたこともあった苦労人が、五輪を含めた世界大会で初の表彰台に立った。
◆レース後の一問一答
-大きな勇気を与えてくれた
本当に優勝したかったけれど、やっぱり強かったですね、世界のトップ選手。やっぱり僕が想像していた以上に強かったので。本当に最低限メダルをとるというところで、ちょっとでも日本チームに追い風になったらと思います。
-川野と中盤までトップ
思ったより集団が早くばらけてくれた。僕の中では20キロぐらいまでに、8人に絞りたいと思った。途中で川野君が「3人に絞られたよ」と言ってくれたので、かなり気持ち的にも楽になりました。川野くんがいることで、ここにいたらメダルを取れんじゃないかという希望もありました。やっぱり僕の力だけではなくて、沿道の方、本当に全部の周、声がかれている人もほとんどだったので、すごく力になりました。
-東京開催。東京五輪も経験したが、そこで銅メダル
世界陸上ドーハ、五輪とすごく期待された中で、どちらも暑い気候だったので。僕は「暑いのが強い」と自分でも、外からも言われていました。本当にここで取れて、僕なりのリベンジができたと思います。
-今大会初めての日本のメダル
やっぱり日本チームに勢いをつけたい気持ちがあるのと、僕は男子最年長としてこのチームに入っている。「やるべきことはやらないと」という気持ちで歩いたので、本当に先頭を歩いて、最後はメダル獲得という最高の形でレースを終えられたと思います。

