早大のサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身で初出場の小林香菜(24=大塚製薬)が、日本勢最高の7位となった。
2時間28分50秒を記録。後半は粘りの走りで上位選手を捉えた。
21年東京五輪(オリンピック)金メダルのペレス・ジェプチルチル(31=ケニア)が2時間24分43秒で金メダル。24年パリ五輪銀メダルのティギスト・アセファ(エチオピア)が2時間24分45秒、フリア・パテルナイン(ウルグアイ)が2時間27分23秒で続いた。
レースを見守った04年アテネ五輪金メダルの野口みずきさん(47)が、小林の走りと伸びしろを解説した。
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今大会銅メダルのパテルナイン選手の記録は2時間27分23秒。自己ベストは2時間27分9秒で、日本選手の持ちタイムより遅い。近年の世界選手権や五輪は、夏の暑さにも負けない体の強い選手が結果を出している。仮に今後、涼しい時期の開催となるならスピードの準備も必要だが、現時点では大きな大会は記録が出ないレース。日本勢もメダルを狙っていってほしい。
小林選手の走りに、もらい泣きしそうになった。マラソンの専門的なトレーニングを積んで1年ほど。サークル時代のように「走るのが好き」という気持ちが出ていた。ライバルの持ちタイムも気にしない。初めての世界大会で7位入賞は素晴らしいことだと思う。
経験が浅いからこそ伸びしろは多い。まずは前半の走り方。沿道側でレースを進めていた。きついから沿道に寄る選手もいるが、彼女の場合は元々端を走りたいタイプと聞いた。だが、結果的に他の選手よりも距離を長く走り、ロスが多い。集団に入ることでストレスを感じるのであれば、スタイルを貫くのも1つだが、その場合はロスがある前提での地力が求められる。
今回は前半で積極的に仕掛け、アフリカ勢が前に出た25キロからの中盤は苦しんだ。例えばフォームもピッチからストライド気味にすることで、周囲のギアが上がった際には対応しやすい。世界への第1歩で攻めた序盤、粘った終盤の経験は財産。今後の強化は河野匡監督と話して決めていくことになると思う。伸びしろを生かせば、見えるステージも変わってくる。(04年アテネ五輪金メダリスト)

