今季好調の鵜澤飛羽(とわ、22=JAL)が、2大会連続で予選突破を果たした。20秒39で予選6組3位で、18日の準決勝進出を決めた。
アニメ好きとして知られる鵜沢は、出走前に「NARUTO」の影分身のポーズで会場を沸かせた。満員の観客の前で躍動し「ほぼ泣きながら走っていた。うれしくて」と振り返った。ただ、走り自体には「(突破は)当たり前。もうちょっといい動きできないかな」と慢心はなし。「明日(準決勝)に余力を残そうという形だったので、うまくいけば明日タイム上がるはず。周りの空気にのみ込まれずに、去年と一緒で自分の走りができることが一番。(村竹)ラシッドさんたちがいい流れをつくってくれたので、明日以降も頑張りたい」と力を込めた。
鵜澤は宮城県栗原市出身。中学までは野球をしていたが、築館高から陸上を始め、2年時の19年全国高校総体(インターハイ)で東北勢史上初の100、200メートルで2冠を達成した。21年に筑波大へ進学し、3年時の23年世界選手権では初出場ながら準決勝に進出。4年時の24年パリ五輪でも準決勝に進んだ。
実業団1年目の今年は日本歴代3位タイとなる20秒11をはじめ、20秒1台を4度も記録。03年末續慎吾の日本記録(20秒03)も視界にとらえている。
18日の準決勝では、03年銅メダルの末續、17年7位のサニブラウン・ハキームに続く日本人3人目の決勝進出を目指す。

