駒大のエース佐藤圭汰(4年)が、意地の快走を見せた。最終10区に出走し、1時間7分31秒。昨年の7区に続いて2年連続で区間新記録を樹立した。22年に青学大の中倉啓敦がマークした従来の記録を19秒更新。チームは6位に終わったが、最後の箱根路で置き土産を残した。早大は往路から順位を2つ落として4位。中大はエース吉居駿恭(4年)を9区に投入も、5位に終わった。
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駒大佐藤が、一矢報いた。7位でタスキを受けると、序盤から区間新ペースで快走した。鶴見中継所で1分13秒差あった城西大の岩田を13・7キロ地点で抜き去ると、上位とのタイム差を縮めてゴール。区間記録を大幅に更新し「チームは苦しかったが、自分のところで区間新を取って、終わりよければすべてよしという思いで走った。最低限いい走りができてよかった」とうなずいた。
紆余(うよ)曲折あった4年間だった。24年4月に恥骨を疲労骨折。同年11月上旬までは本格的な練習を積むことが出来なかった。今大会の約1カ月前には左大腿(だいたい)骨の疲労骨折が判明。わずか2週間の急ピッチで仕上げ「不安でしかたなかった」。希望の往路に出走できず悔しさもあった。それでも「いつ痛くなってもおかしくない。本当に賭けだった」という土壇場で本領を発揮。「距離を走れることを自信持って証明できた。今後へプラス材料になる」。得た物も大きい駅伝生活だった。
パリ五輪5000メートル金メダルのインゲブリクトセンを敬愛する21歳。「日本人があまり勝負できていない1500メートルや5000メートルで世界の決勝に行けるレベルまで成長したい」。184センチの大きな体に、大志を抱いて走っていく。【勝部晃多】

