来年1月に史上初の同一チーム2度目の箱根駅伝4連覇を目指す青学大は、4秒差で2位だった。首位の中大にラスト勝負で敗れて3時間13分58秒。
1区から順に古川陽樹(1年)、藤岡孝太郎(1年)、田中智稀(2年)、前川竜之将(2年)、新見春陽(1年)、椙山一颯(2年)、櫨元優馬(2年)、日向春空(2年)を配置。オール下級生で挑んだ。
スタートは、岩手・盛岡大付高で昨年7月の全国高校総体(インターハイ)男子5000メートル7位入賞の実績を持つルーキー古川が首位中大に6秒差の3番手で食らいついた。
しかし、その後の2選手がともに区間6位と粘れず、4番手に後退した。
奮起を促したのは、「次世代エース候補」として呼び声高い4区(9・2キロ)の前川だった。
レース後、主催者のライブ配信インタビューに応じ、「先頭を見える位置で渡すのが自分の仕事だった」と振り返る。
従来の区間記録を6秒短縮する27分0秒の区間新の2位で快走。3区終了時点で1分5秒あった首位中大との差を49秒まで縮めた。
しかし、前川は2番手の順大・井上朋哉(2年)に区間賞争いで36秒差で敗れたことも悔やんでいた。
前回は1区区間賞で好走した縁起のいいロードだっただけに「1区で勝負できるなと思ったけど、今回4区を走って順天堂で同期の井上選手に負けてそこでより悔しいと思うようになった」。
「先頭がギリ見えるところで反省点」と語ったが、次世代エースの好走は仲間にも伝染していた。
続く新見が区間タイ23分1秒で順大に19秒差で猛追。さらに関東学生対校選手権2部1500メートル2位の椙山が区間賞で順大を逆転し、2位に浮上した。
そこから3人連続の区間トップの快進撃。しかし、最後はアンカー日向が4秒差で中大を捉えきれなかった。
後半の巻き返しこそ収穫となったが、前半までに差を詰め切れなかった前川は「単独走で勝負できるようにしたい」と課題を口にした。
今後は7月のホクレン・ディスタンスチャレンジ(北海道)から夏合宿と秋の駅伝シーズンに向けたメンバー争いも本格化する。
大学3大駅伝初出場を見据える前川も決意を口にする。
「チーム全体で男鹿駅伝準優勝という今回の反省を全員で受け止めて、夏合宿でしっかり距離を踏んで、出雲駅伝から勝っていけるように準備していきたい」

