<陸上:日本選手権>◇最終日◇12日◇埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

 男子5000メートルは、世界陸上B標準を持つ2人のデッドヒートとなったが、最後は渡辺和也(22=四国電力)が13分37秒41で、佐藤悠基(24=日清食品)を0秒78差で振り切って制した。「ラスト100メートルで思い切り行けるように力をためていた」という思い通りの展開。「スローでもハイペースでも対応できると思っていた」という自信も結果に結びついた。ただし代表が有力な世界陸上に向けては「まだまだ通用しない。ベースアップして力をつけなければ」と課題も口にしていた。