今後の課題は、柔道の受け身と、寝転がった状態から素早く立ち上がることです!?

 6日のゴールドコースト・マラソンを2時間11分27秒で3位に入った、今秋のアジア大会(9月19日開幕=韓国・仁川)男子マラソン代表の川内優輝(27=埼玉県庁)が、一夜明けた7日早朝、成田空港に帰国した。

 レースでは、20キロ手前で、転がってきたコースを区分けするコーンを踏み外し、滑って転倒。これが響きサブテン(2時間10分切り)は逃した。

 その後は気力で踏ん張り、中間点で22位だった順位を3位まで押し上げた。転倒のシーンを振り返り「でんぐり返って、あおむけに倒れました。何でオレは路面に横たわっているんだ…と。目の前は(上空の)空が…」。楽しみにしていた、フィニッシュ直後の海に漬かってのアイシングも「ばい菌が入ると嫌なので」で中止せざるをえなかった。

 今後の課題については「そうですね…、どんなにひどい転び方をしても、精神的に立ち直ること。そしてこけても立ち上がって先頭集団につくこと。その技術を身につけたい」と、取材陣の大爆笑を誘っていた。