<第91回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間107・5キロ)

 昨年覇者の東洋大は5時間30分47秒の3位で終えた。

 最初の1区では田口雅也主将(4年)が積極的なレースを展開。優勝候補の駒大、青学大、明大と激しく争って12秒差の4位で、2区のエース服部勇馬(3年)にタスキをつなぐ。服部は区間賞の走りで、チームをトップに引き上げ、エースの意地を見せた。その後も4区までは首位争いをしたものの、5区の五郎谷俊(4年)が区間11位と伸び悩み、往路3位にとどまった。

 酒井俊幸監督(38)は「2区まではまずまずだったが、3、4区で、流れをつくれなかった」と話した。最近6年間で優勝4回、2位2回。首位青学大とは6分49秒差。「非常に厳しい差だが、箱根は何が起こるかわからない。最後まであきらめない」と復路優勝を狙う。