<第91回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間107・5キロ)

 2年ぶりのシード権獲得へ挑む順大は、波に乗れなかった。双子の兄で主将の松村優樹(4年)が1区で昨年の9位から2つ順位を上げ、4区の稲田翔威(3年)も区間6位と健闘したが、ほかの区間で伸びずに往路15位に沈んだ。

 松村優は「今年こそはしっかり上位で差をつけたいと思っていたが、力不足。これが限界でした」と振り返った。それでも、双子で臨んだ最後の箱根路。「ラストスパートもかけられたし、悔いはない。復路では弟和樹の付き添いもするので、しっかり支えたい。最後まであきらめずに」と、巻き返しを弟らに託した。