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世界陸上2015

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Players interviews

北京ではばたけ 北京からリオへ

陸上の世界選手権北京大会(22日開幕)の注目選手を紹介する「北京ではばたけ」。今回は男子走り高跳びの戸辺直人(23=つくばツインピークス)を取り上げる。日本が世界に近いとされる同種目で、今年6月の日本選手権では2メートル26で4年ぶり2度目の優勝。エストニアに拠点を置いて、研さんを重ねている。身長194センチの新鋭は初めての世界選手権で、決勝進出と日本記録更新を目指して、強豪たちに挑む。【取材・構成=益田一弘】

走り高跳び戸辺 リオ切符獲得へ北京で決勝めざす

走り高跳び 戸辺直人

エストニア拠点に欧州で試行錯誤

戸辺は休まない。4年ぶりに日本選手権を制してからわずか4日後の7月1日。日本を離れて、拠点のエストニアを軸として、欧州を転戦した。8月4日の帰国まで約1カ月。自身初となる世界選手権に向けて、着々と準備を整えている。

セイコーゴールデングランプリ川崎で2メートル20を跳ぶ戸辺=2015年5月9日、等々力陸上競技場
セイコーゴールデングランプリ川崎で2メートル20を跳ぶ戸辺=2015年5月9日、等々力陸上競技場

戸辺 世界選手権は、正真正銘の世界一を決める大会。ずっと目標にしてきた。頑張りたいなと思う。

欧州では技術的に新たな試みにトライした。

戸辺 助走をかなり大きく変えました。走り高跳びの助走はカーブを描くけど、僕は今までかなり直線的に(バーに)入っていた。ちょっと膨らむように、回り込むように、助走を始めました。(代表選考がかかる)日本選手権はしっかり跳ばないといけない。そこまではスタイルを変えずにいきました。そこから2カ月、世界選手権までに変えようと思った。だから(欧州の試合で)あまり結果を意識しなかった。試行錯誤しながら試合をしました。

世界選手権に向けての抱負を語る戸辺
世界選手権に向けての抱負を語る戸辺

10年世界ジュニア選手権で3位に入った。昨年5月のセイコーGGP東京では醍醐直幸の持つ日本記録2メートル33まであと2センチと迫る自己ベストの2メートル31をマーク。日本記録更新の期待とともに、世界と戦える選手だ。筑波大を卒業して、同大大学院に進んだ14年春から拠点をエストニアに置いている。世界最高峰のダイヤモンドリーグなど試合経験を重ねることで、世界トップと争うことが日常になっている。

戸辺 メジャーな試合の中心はヨーロッパです。そこに出るためにはヨーロッパに拠点を置いて、大会に出ることが重要です。

あと3センチ 日本記録更新狙う

小学校4年の時に、学校の「運動部」というクラブに入った。季節ごとに陸上、サッカー、長距離走など異なる競技をやるクラブ。そこで陸上に出会った。最初は走り幅跳びだったが、小学5年の時に顧問に勧められて走り高跳びを始めた。中学3年で全国中学体育大会に優勝。男子やり投げのディーン元気(23=ミズノ)、同短距離の飯塚翔太(24=同)と同じ世代。初めての世界選手権で、目標は明確だ。

194センチの長身でモデル顔負けのスタイルの戸辺
194センチの長身でモデル顔負けのスタイルの戸辺

戸辺 まずは決勝進出。それには自己ベストに近い記録が必要になります。決勝にいけたら、日本記録(2メートル33)をそこで出したいと思っています。(欧州転戦で)感覚的にはいいものが得られた。世界選手権までの残り時間で、すり合わせしていけば、本番でかなりいい記録が狙えるのではないかと思います。

現在の男子走り高跳びは、世界に近いとされる。6月の日本選手権では、世界選手権の参加標準記録(2メートル28)をクリアしていた4人の選手が3つの代表枠を争って激戦を繰り広げた。ただ戸辺は、さらなる向上を目指している。

戸辺 過去の日本のレベルに比べると、日本のトップはかなりレベルが高いかなと思うが、まだまだ上には上がいる。アメリカ、ロシアはもっともっと高いレベルで争っている。さらに上げていけるのではないかと思っています。

23歳は、北京の空に美しい弧を描いて、リオ五輪の切符をつかみとる構えだ。

戸辺直人(とべ・なおと)

高瀬慧

1992年(平4)3月31日、千葉県生まれ。千葉・野田二中、専大松戸高、筑波大をへて、現在はつくばツインピークスに所属。09年高校総体優勝。10年世界ジュニア銅メダル。11年日本選手権優勝。194センチ、74キロ。




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