中野浩一

京王閣競輪場のバンクを走る中野浩一氏
京王閣競輪場のバンクを走る中野浩一氏

77年8月31日、ベネズエラで行われた自転車世界選手権で初優勝。以来86年まで10年連続でチャンピオンの座に輝いた中野浩一は、競輪でも大活躍、賞金王を6度も獲得した。06年、競輪選手出身者では初の紫綬褒章を受章。92年引退後、日刊スポーツの評論家に就き、評論活動と並行してトップアスリートを次々インタビューした。野茂英雄との対談で「プロになっても変えなかったことは?」と聞いた。「フォーム」と返ってきた。89年秋、米国のコーチから矯正指導を受けたが、全く相手にしなかったと言う。中野自身も脇が開く癖があったが直さなかった。信念持って「他人と違っても男の恥ではない」と。 

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<競輪・1993年1月23日掲載>