日本自転車競技連盟(JCF)とブリヂストンは10日、東京都内で記者会見を開き、2020年東京五輪のケイリン、スプリント、チームスプリントで、日本代表チームの機材供給契約を結んだと発表した。JCFの橋本聖子会長は「日本の機材で戦うことで、オールジャパン体制で(五輪を)迎えられる」と話した。

 モータースポーツでも実績のあるブリヂストンが培った空力解析や設計、製造の技術に、代表チームからの意見を取り入れて五輪で金メダルを獲得するための自転車開発を目指す。ブノワ・ベトゥ短距離ヘッドコーチは「日本製の自転車で走ることは選手の誇りにもつながる」と期待した。

 中野浩一選手強化委員長は「本番を逆算して、1年前には使える状態にしたい」と語った。