全日本の切符を懸けた戦いが始まる。フィギュアスケートの東日本選手権は30日、群馬・ALSOKぐんまアイスアリーナで開幕する。11月1日まで行われ、12月24~27日の全日本選手権(大阪・東和薬品RACTABドーム)への出場権を争う。

併催される全日本選手権アイスダンス予選会には、シニア7組がエントリー。注目は、公式戦デビューを迎える「しょまりん」こと本田真凜(25)宇野昌磨(28=ともにトヨタ自動車)組だ。男子で五輪2大会連続メダルの宇野と、16年世界ジュニア選手権女王の本田は、今年5月にアイスダンス挑戦を発表。24年に現役を退いた宇野にとっては、3シーズンぶりの競技会となる。31日のリズムダンス(RD)で第一歩を踏み出し、11月1日のフリーダンス(FD)に臨む。

迎え撃つのは、全日本連覇中の「うたまさ」こと吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)。今年2月のミラノ・コルティナ五輪では団体銀メダルに貢献した。昨年の全日本2位の櫛田育良(木下アカデミー)島田高志郎(木下グループ)組、同4位の紀平梨花(鹿島)西山真瑚(オリエンタルバイオ)組も名を連ねる。

今年の世界ジュニア選手権代表の山下珂歩、永田裕人組(日大)に、深瀬理香子(さいたまフィギュア)田村篤彦(西武東伏見FSC)組、矢島榛乃(西武東伏見FSC)北村凌大(岡山SC)組も出場予定。五輪経験者にシングルで実績を重ねた選手たちが挑む構造で、国内のアイスダンスは、戦国時代の様相を呈している。

男女シングルも全日本を目指す熱戦が待つ。男子は大島光翔(富士薬品)、片伊勢武アミン(明治神宮外苑FSC)、周藤集(明大)、女子は河辺愛菜(オリエンタルバイオ/中京大)らが出場予定。シニアの予選通過枠は男子9人、女子6人となる。30日に男女のショートプログラム(SP)が行われ、女子は31日、男子は11月1日のフリーで決着する。