山下真瑚(23=中京大)が、公式練習に臨み「自分のやることをやって『山下真瑚はまだちゃんと続けてますよ』っていうのを、みんなにアピールできたら」と意気込んだ。
20年NHK杯以来となるGPの舞台。競技継続を迷った時期も経て、再び出場の機会をつかみ「すごくうれしくて、まさかあるとは思ってなかったので。本当に続けててよかったなっていうふうに、改めて思った」と笑みを浮かべた。
久々の大舞台を前に、緊張もあった。先週は練習で体が固まり、指導者から表情のこわばりも指摘されたという。そこで「踊りの方を意識して1回やってみよう」と発想を転換。同じ中京大の横井きな結らにも「今日、私、ジャンプじゃなくて踊り頑張るから見ててね」と宣言して曲を通すと、楽に滑れ、ジャンプの質も向上。出発の週には感覚をつかみ「よりメンタルも強くなったような気がしています」と手応えを得た。
この日はフリーの曲かけに加え、ショートプログラム(SP)のジャンプも確認した。SPは6日。「つらい時期があったからこそ、いろんな経験をして、ここまでまた戻ってこられているのかな。自分で付けてきた自信を信じて、まだまだできるぞっていうのをお見せできたら」。歩みを止めなかった23歳が、再びGPの氷に立つ。


