どーもです。RODDIOのニューモデル「S-Design Oversized」ドライバーを試打できました。このモデルはシルバーとブラックの2タイプがあって、シルバーはハイロフトモデル、ブラックはローロフトモデルでした。塗装も違いますが、ロフトと塗装が違うだけならどっちか打てばいいかと思ったけど、念のため両者を打つとなんかフィーリングが違うんですよね。もしかしたら金型が違うとか・・・。というわけで、両方をレポします!! まずは、シルバーからいってみましょう。


まずは見た目から。


ソールデザインですが、なんかかっこいい~(笑) 「R」表記の部分はカーボンハッチになっていて、剛性を高めているようです。このカーボンハッチを止めているネジがウエートになっていて、フェース側2.6g、ソール後部のトゥ・ヒール側ともに2.5gが標準。ウエートを変えることでつかまりやスピン量をコントロールできるようになっています。

フェースはシャロー気味かと思いますが、ソールのトゥ・ヒール側の処理の仕方の影響か、セミディープ感もあります。でも、奇をてらうことがなく、オーソドックスな形状だと思います。

ボディはシャロー気味。クラウンとソールのミゾの存在感がすごいですね!! 飛距離を生み出すための高い反発性能を演出していると思われます。

後ろ姿です。「RODDIO」の文字がなんかいいっすねw

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積は大きすぎず、小さすぎず。形状的にも違和感がなく、いい感じです。

今回試打したのはオリジナルシャフト「TT-5 月」装着モデル。スペックはロフト角11度、ライ角60.5度、長さ45.5インチ、総重量311.0g、バランスD0。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量62.5g、トルク4.9、中元調子。

試打会場は東京メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用です。


持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽めですが、まあ、今のボクに「こんなものかな…」といった感じ。グリップはやや細めにも感じました。シャフトを手でしならせてみるとわりとしなるイメージで、しなりポイントは真ん中よりも気持ち手元側。ワッグルしてみると手元に加え、先端もやや緩めのイメージでした。素振りしてみると、意外とヘッドが走りそうな予感も…


実際に打ってみると、まずその球の上がり方と強弾道ぶりにビックリです!! 実は、RODDIO初体験なんです!! なんとなくのイメージで難しいと思っていましたが、やっぱりクラブは打ってみないと分からないですな~!! 普段、打点がバラける傾向が強いボクですが、なんかほとんど芯を食っているような感覚だったし、実際に弾道もそろっていました。ここまでそろうのは、なかなか珍しいですから! スピン量も少なく、ドーンと大きな弾道を味わえるモデルですね。つかまりも程よい感じでオートマチックにつかまります。“ミスヒットの寛容性が高い”というよりも、“ミスヒットしにくい”モデルかもしれません。いきなりその実力の高さに、ちょっと興奮しちゃました!!


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら

【3球平均】

HS42.5m/s、初速61.8m/s、打ち出し角15.6度、バックスピン量2227.2rpm、サイドスピン-563.3rpm、飛距離246.2y

【ベスト】

HS42.6m/s、初速61.8m/s、打ち出し角15.4度、バックスピン量2435.0rpm、サイドスピン-566.5rpm、飛距離246.8y


打感は弾き系ですね。音が「カン!!」と高めな影響もあるかもしれませんが、硬さを伴うような弾き感でした。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックの弾道データはこちら

弾道的には高弾道。スカイトラックのデータ的には打ち出し角15度ですが、それでも上がりやすいようなイメージでした。イメージ的には打ち出しから高弾道でドーンと大きな弾道ですね。スピン量も少なそうに見えるし、実際にも2200rpm辺りですからね~!!


出球傾向は、ボクのスイングでドロー系。ボク的には程よいつかまりといった感じ。プッシュアウトはボクのスイングによるモノですが、イメージ通りに戻ってきてくれる感じでした。


シャフトフィーリングですが、「TT-5」という名称から50g台とばかり思っていましたが、実は62.5gもあります。でも、その重量を全く感じません。つまりはカンウターバランスモデルなのかもしれませんね。この「月」モデルですが、メーカー的には中元調子です。確かにそのような感覚もありますが、ボクの感覚では結構先端部のしなりも感じました。シャフト全体がムチのようにしなるイメージでした。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~42m/s辺りにオススメかな。基本性格的にはオートマチック系で、球の上がり方やつかまりの良さを意識した扱いやすいモデルの印象です。何より球が強いっす!! オートマチック系でも元調子系のシャフトを合わせると、球が上がりにくいとか、つかまらない等の影響は少なからず出がちですが、この組み合わせは全くそれを感じませんでした。むしろ上がりやすいくらいです!! 強いて挙げるとすれば、振れちゃうこと。カウンターバランスの影響か重量のわりには振れちゃいます。そうなると他のクラブとの兼ね合いが、ちょっと心配かなって。まあ、難クセのレベルですけどw とにかく、心躍る1本でした!

<RODDIO「S-Design Oversized(SILVER)」ドライバー>

■KAZ’sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:9▽上がりやすさ:9▽操作性:8▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:10

■ヘッド:ボディ=811軽量比重チタン、フェース=ZA010チタン、ハッチ=カーボン、スリーブ&ホーゼル=アルミニウム合金

■価格:ヘッド単体1本7万円~7万3000円+税