どーもです。今日紹介するのは、キャロウェイ「グレート ビッグバーサ」シリーズのUTです。最新テクノロジーで現代風に蘇ったモデルの実力は、いかんなく感じていますが、これも連日書いている通り、まあ、高価です。ドライバーは1本だから無理すれば購入可能ですが、複数購入になりそうなFWやUTだと、庶民にはちょっとエクスペンシブかなって。それを言い出したら、もはやクラブレビューから離れていますが･･･。おそらくこのUTも打ちやすいモデルだと思うので、その辺の確認ができればと思います。

まずが見た目から。

形状的には今風で、トウ側にややボリュームがある感じですね。そして、UTもソールのトウ側にカーボン採用で、中央部にはウエート搭載です。

フェースはセミディープ。これはやや特徴的な形状で、俵型の印象でした。

ボディもセミディープ。ミドルバックで、やや小振りにも見えました。

後ろ姿です。さすがにUTはネック側のボリュームはありませんね。

構えてみるとこんな感じ。ややトウ側にボリュームがあるような感じですが、十分、応援の名器を感じさせる見た目ですね。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「SPEEDER NX for Callaway」Sフレックス装着モデルの4H。スペックは、ロフト角20度、ライ角58度、長さ40インチ、総重量332ｇ、バランスC9。ヘッド体積130cm3。シャフトスペックは、重量49ｇ、トルク4.9、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。

持ってみた感覚ですが、重量的には軽め。グリップは細めでした。シャフトを手でしならせてみると、やはりSでもやや柔らかめかな。しなりポイントは、真ん中より気持ち先辺りに感じました。ワッグルしてみると、ヘッドの振り幅はボクの想像よりも少なめ。素振りしてみると、これもシャープに振れそうな分、切り返しでの力み厳禁かな。

実際に打ってみると、もちろん打ち出し角はドーンと高めで、そのまま落ちてこない大きな弾道は楽しめるイメージでした。ドライバー＆FWとの違いは、より直進性が高いイメージもあったかな。重心距離は長めのイメージでそれをシャフトでつかまえているような印象もあったかな。ボクのようにヘッドの開閉が大きめでも、わりとほぼ真っすぐでした。もちろん、スイングのクセでプシュアウト傾向はありますが、打ち出した方向にはほぼ真っすぐのイメージでした。これは「UTの距離でも狙っていきたい」なんていうメッセージかもしれません。UTというと、ボク的には結構つかまりがいいモデルが多いイメージでしたが、その意味においては、ちょっとだけ違うイメージもあったかな。とはいえ、決してつかまらないわけではありませんので!!　

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら

【3球平均】

HS40.1m/s、初速55.9m/s、打ち出し角17.2度、バックスピン量3646.1rpm、サイドスピン-74.4rpm、飛距離211.9ｙ

【ベスト】

HS39.9m/s、初速55.6m/s、打ち出し角17.4度、バックスピン量3449.2rpm、サイドスピン-147.9rpm、飛距離213.0ｙ

打感はマイルド系。これもボールつぶれ感を存分に感じやすいモデルで、音はやや低めかな。

弾道はこんな感じで

その弾道データはこちら

弾道的には高弾道。意外だったのは、ドライバーもFWもUTもほぼ打ち出し角が同じだったことです。もちろん、ロフト20度の打ち出し角としてもやや高めのイメージですが、そう考えるとドライバーとFWの上がり方が「めっちゃ上がってるやん!!」でしたw

出球傾向は、ボクのスイングでほぼストレート。もちろん、打ち出し方向のバラけはありますが、打ち出した方向にはほぼストレートのイメージでした。

シャフトフィーリングと振り感ですが、ドライバー＆FWほどのしなり感はなく、よりアイアン感覚で振れそうな感じかな。そういう意味では、もしかしたら、ウッドの延長というよりはアイアンの延長に位置付けられたモデルなのかもしれません。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS38～40m/s辺りにオススメ。ドライバーやFWよりは、気持ちつかまりを抑えたイメージで、よりターゲットを狙える思想がありそうな気配を感じました。元々「ビッグバーサ」は長距離砲ですからね!!　まあ、こじつけですけどw　もちろん、基本性格的にはオートマチック系ですが、より直進性は増していると思います。ボディターンのスインガータイプにオススメですが、ボクレベルであればプチヒッターでも十分使えそうな雰囲気もありました。価格については、冒頭で書いているので、もう触れませんw