どーもです。今日紹介するのは、ダンロップスポーツ「XXIO13」シリーズのHB(ハイブリッド)です。純和風ブランドですが、なぜかハイブリッド。まあ、本場アメリカではUT(ユーティリティ)ではなくHBですが、ボクとしてはジャパニーズUTのほうが見た目にも安心感があります。まあ、そんな戯れ言はこれくらいにして、早速いってみましょう。
まずは見た目から
トウ側にボリュームがあるソールですが、これは先代を踏襲していると思います。でも、なんかちょっとイメージが違うんですよね。ネック側後部のボリュームが増えたのかな?
フェースはシャロー。先代同様、ボク的にはアメリカンハイブリッドイメージですが、新作の方が全体的にややボリュームアップしているような感じでした。
ボディはセミディープ。この辺は先代通りですが、気持ちシュッとした感じかな?
後ろ姿です。若干トウ側が盛り上がっているような…?
構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積を含め、見た目的には先代を踏襲しているような印象でした。
今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「MP 1300」Sフレックス装着モデルの4H。スペックは、ロフト角20度、ライ角60度、長さ40.25インチ、総重量327g、バランスD1。ヘッド体積129cm3。シャフトスペックは、重量45g、トルク4.2、中調子。
試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボールを使用。
持ってみた感覚ですが、重量的には軽め。グリップも細めだけど、FWでも書いた通りこれがXXIOの遺伝子!! そしてシャフトを手でしならせてみても、Sにしれは軟らかめで、しなりポイントは真ん中よりもやや先あたり。このしなりポイントが、ドライバー&FWとちょっと違う感じ。ワッグルしてみても、ヘッドの振れ幅はドライバー&FWよりも気持ち抑えられた感じかな。素振りしてみると、重量的に軽いから振れちゃいそうなイメージもあるけど、ドライバーやFWに比べるとヘッドの存在感が薄めでした。
実際に打ってみると、レンジで打つ限りでは、キンキンとした金属的な打音がぶっちゃけ耳障りだったりします。でも、飛んでいるんですよね…(笑) 20度で210y超は、ボクの実力以上の飛び。まあ、あくまでもシミュレーターなので、実際にどうかはナゾですが、少なくとも弾道を見る限り、ロースピンの弾丸ライナー系を味わえると思います。なお、弾道の見た目のイメージと、スカイトラックのデータに若干差異を覚えました。というのは、見た目ではここまで曲がっている感じはないんですよね。冷静に考えれば、スカイトラックはあくまでもインパクトとそのコンマ何秒後の1コマからのシミュレート(だったはず!!)であって、トラックマンのように弾道追尾型ではありません。ということは、クラブ自体が何らかのカバーをしてくれているのではという推論が成り立つと思いますが、いかがでしょうか? 何を今さらですけど…(汗)
スカイトラックの弾道データはこんな感じで
その各球データはこちら
【3球平均】
HS40.8m/s、初速56.8m/s、打ち出し角13.9度、バックスピン量3496.5rpm、サイドスピン-863.7rpm、飛距離212.1y
【ベスト】
HS40.7m/s、初速56.7m/s、打ち出し角14.8度、バックスピン量3235.5rpm、サイドスピン-801.6rpm、飛距離215.4y
打感は弾き感強めのソリッド系。HBはやや弾き感が強調されたイメージですが、音の影響かな? その音は前述しているので、ここでは割愛!!
弾道はこんな感じで
そのスカイトラックデータはこちら
弾道的には高弾道。払い打ち系でもしっかりボールを上げてくれるでしょう。スピン量も少なめで、弾丸ライナーイメージでした。
出球傾向は、ボクのスイングでやや強めのドロー系。ヘッドを右前に放り出すイメージだとこすってしまい、フェード系の逆球が出てしまいます。でも、いつも通りのイメージだと、オートマチックにややつかまり過ぎるような感覚もありました。
シャフトフィーリングと振り感ですが、ドライバー&FWではヘッドの存在感が良い感じだったけど、このHBでは「あれっ?どこ?」状態。単体の振りやすさはあるけど、流れでもみるとちょっと違和感を覚える方もいるかもしれません。
今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40m/sあたりにオススメ。スイングタイプ的には払い打ち系のスインガー向けでしょう。ボクのようなプチヒッターはちょっと意識するところが必要かもしれません。とはいえ、いわゆるオートマチック系でぶっ飛びHBであることは間違いなし!! この辺はさすがトップを走り続けるブランドですね。
<ダンロップスポーツ「XXIO13」HB>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:10▽上がりやすさ:10▽操作性:7▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:7▽ミスの許容度:10
■ヘッド:ボディ=マレージング鋼、フェース=HT1770M
■ロフトバリエーション:3H=18度、4H=20度、5H=23度、6H=26度
■シャフト(重量/トルク/調子):「MP1300」(S=45g/4.2、SR=43g/4.2、R=41g/4.3、R2=40g/4.3/中調子)
■価格:各1本4万5100円 ※価格は税込み