どーもです。テーラーメイド話題の新製品「Qi10」シリーズを試打できました。都内を襲った雪の影響で試打予定日のメトログリーン東陽町がクローズ。スタッフの頑張りで翌日午後3時には営業再開となり無事試打はできましたが、寒さからかipadの充電が切れ数本打ち切れず、翌日夜に再度試打となりました。なかなかのドタバタでしたが、「Qi10」シリーズはドライバー&FW&レスキューでそれぞれ3モデルづつ、そしてアイアン1モデルの計10本となります。ドライバーは話題の高慣性モーメント(MOI)10,00(10K)を実現した「Qi10 MAX」をフラグシップモデルに、デフォルトの「Qi10」、ロースピンの「Qi10 LS」の3モデルですが、「Qi10 MAX」ドライバーからいってみましょう。
まずは見た目から。
ソールを見ると、後部にドーンのウエートが鎮座していますが、そこからトウ側は断崖絶壁のように切り立っていて、そこからトウ方向はややボリュームが絞られているような形状でした。これまでに見たことがない形状だと思います。さらに、よ~く見るとネックの直ぐ上にウエートが配置されていますが、ここに配置のモデルは、ボクは他に見た記憶がありません。
フェースはシャローかな。トップラインの中央部がこんもりしているので、有効打点距離は長めに確保されているのかな。なお「Qi10」シリーズのカーボンフェースのカラーはブルー。新60層カーボンフェースはPUカバーを装着しているようですが、ボールとフェースの間に砂利などが付着したまま打ち続けたらどうなるのかな? 試打クラブでお借りしたモデルもすでに打球痕が…
ボディはシャロー。トウ側はかなりボリュームが絞られた形状になっていました。
後ろ姿ですが、こう見るとかなり意識してネック側にボリュームを寄せているのが分かると思います。
構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積は大きめの丸型。もちろん、3モデル中最大です。
なお、3モデル比較はこんな感じ。左から「Qi10 MAX」「Qi10」「Qi10 LS」です。
今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「Diamana BLUE TM50」Sフレックス装着モデル。スペックは、ロフト角10.5度、ライ角58度(STD)、長さ45.25インチ、総重量310g、バランスD3.5。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量58g、トルク4.3、中調子。
試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。
持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。数字的には、最近のモデルとしてはそこそこ重量があるモデルだと思いますが、なぜかやや軽めに感じました。グリップの太さもやや細目。シャフトを手でしならせてみると、Sのわりには結構しなります。しなりポイントは真ん中あたり。ワッグルしてみると、グリップの右手あたりも軟らかく、全体的にしなる感じ。素振りしてみると、結構ヘッドが効いている感じでした。
実際に打ってみると、ウソみたいにボールが上がりやすいです。「ボールの上がりやすさ」=「クラブの扱いやすさ」の最優先重視事項と思っているボクにとっては、扱いやすいクラブとなります。でも、ちょっと気になったのは、かなりつかまりやすさを意識していそうな見た目でしたが、そのわりには生粋のフッカーのボクの出球傾向がフェード系になっていたことです。これはボクのスイング問題なのかといろいろ試してみたけど、おそらくクラブのとの相性でしょう。
そもそもボクのスイングは、フェースの開閉が大きめです。MOIが大きいクラブはフェースの開閉がしづらいはずですが、それでもボクの場合開いていると思います。そして「ハイMOIだと1度開いたフェースは閉じにくい」ということもあると思います。つまり、ボクのようにフェースの開閉が大きいタイプだとプッシュアウトの傾向がより強くなるのかなって。ただし、打ち出した方向に真っ直ぐであれば問題ありませんが、そこからフェード&スライスするようと問題です。10Kですが、ボクのようにフェースの開閉が大きいタイプには合わないような気がしています。まあ、世の中のアマチュアゴルファーの割合から考えてれば、ボクの方が少数派でしょうけど(笑)
スカイトラックの弾道データはこんな感じで
その各球データはこちら
【3球平均】
HS42.1m/s、初速61.1m/s、打ち出し角17.5度、バックスピン量2855.1rpm、サイドスピン27.1rpm、飛距離246.2y
【ベスト】
HS42.7m/s、初速62.0m/s、打ち出し角17.2度、バックスピン量3091.8rpm、サイドスピン146.0rpm、飛距離247.6y
打感はマイルド。かなりボールのつぶれ感があります。音はサスティング短めの中高音系。
弾道はこんな感じで
そのスカイトラックでデータはこちら
弾道的には文句なしの高弾道。めっちゃ上がりやすいです。これで上がらなければ他はないんじゃないかなって感じ。スピン量ですが、本来は少なめだと思うのですが、今回の試打ではバラバラ。もちろんこれはボクのスイングのせいですけど…
出球傾向は、ボクのスイングで軽いフェード系。どうやってもフェードが打てないボクが、いつも通りに打ってフェード系でした。ご存じの通りどんなクラブを打ってもフック系のボクですが、そんなボクがフェード系だったので、ボク自身ちょっと驚いています。まあ、フェード系といっても、実際の弾道を見る限り、この程度であればコースでケガすることは無いと思いますが、フェードに慣れていないボクとしては違和感たっぷりでした。
シャフトフィーリングと振り感ですが、ある意味シャフト全体がムチのようにしなる感じ。特に右手グリップの先あたりの軟らかさは、切り返しで力むと妙なグニャリ感もありました。まあこれはボクのせいですけどね。10Kとの相性を考えれば、特に切り返しは穏やかにしたほうが絶対に良いはずですよね。個人的には、もう少しだけ全体的にしっかり感があったほうが好きかな。
今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40m/sあたりにオススメ。現時点ではある意味究極のハイMOIモデルだと思いますが、ボクのスイングとこのシャフトモデルとのマッチングだと、ボクの場合はフェードが出やすかったです。かなりつかまりを意識していそうな見た目の印象にもかかわらず、です。個人的には。ハイMOIモデルこそシャフトフィッテイングが必要かなって感じていますが、前述通り、ボクのようにフェースの開閉が大きいタイプにはあまり向いていないような気がしています。でも、ボクが少数派だと思うので、ハイMOIの恩恵を受けるゴルファーのほうが多いとは思っています。
<テーラーメイド「Qi10 MAX」ドライバー>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:9▽上がりやすさ:10▽操作性:7▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:10
■ヘッド:ボディ=9-1-1チタン+インフィニティカーボンクラウン+カーボンソール+特殊強化カーボンコンポジットリング+MOIバックウエート(30g)+フロントTSSウエート、フェース=新60層カーボン+PUカバー
■シャフト(重量/トルク/調子):「Diamana BLUE TM50」(S=58g/4.3、SR=56g/4.6、R=54g/4.9/中調子)。
■価格:1本9万5700円 ※価格は税込み













