おはようございます。毎週火曜日の朝活「せれにゃん塾」塾長の青木瀬令奈です。今日から衣替えの学生さんたちもいて、いよいよ季節が変わった感じがします。さて、今週のテーマは「ミート率を上げる練習法」です。先週お話しした飛距離アップの秘訣(ひけつ)、覚えていますか?このドリルで、ミート率をしっかり上げて、飛距離を伸ばしてください。


1つ目はスタンスを閉じてフルショットする練習
1つ目はスタンスを閉じてフルショットする練習

クラブの性能を最大限に使い、しっかりと飛ばすために、ミート率を上げることが大切だというところまでが先週のお話でした。(ヘッドスピード)×(ミート率)=(ボール初速)。(ボール初速)×4=(飛距離)という目安もある、と言えばもっとわかりやすいでしょうか。

今日はそのミート率を上げる練習方法をお届けします。いずれも、すべてのショットに通じるものですので、やってみて損はないはずです。

1つ目は、スタンスを閉じてフルショットをする練習です。両足をぴったりとくっつけてしまっては、さすがにバランスがとりにくいと思いますので、1足分くらい間をあけて、やってみてください。窮屈だと思いますが、その状態で体が回る範囲でのフルショットです。膝は、多少前後に動いてもOKです。

2つ目は、普通のスタンス幅で、腰から腰のハーフショットをする練習をしてみましょう。手だけで打たずに、ボールを投げる時のように下半身も使うハーフショットです。インパクトで終わりにしないでしっかりフォローも腰の高さまで取ります。


2つ目は普通のスタンス幅で腰から腰のハーフショットをする練習
2つ目は普通のスタンス幅で腰から腰のハーフショットをする練習

どちらも、いつものショットとは違いますから、最初は違和感があるのは当たり前。というよりも、目的があってのドリルですから違和感があってこそ効果があると思ってコツコツやってみてください。続けることによって、目的に近づくことができる。ドリルとはそういうものです。

ミート率の測定は、ゴルフショップなどでできますが、市販のヘッドスピード測定器でもできるものが多くなってきています。ドリルを続けて、自分のヘッドスピードとミート率、飛距離の関係をチェックするのも面白いと思います。

ヘッドスピードが上がっているのに飛距離が伸びなかったり、落ちたりするのは、ミート率が下がっているから。これは、ヘッドスピードを上げようとするあまり、手打ちになるなどの悪癖が出てミート率が下がってしまうからです。ヘッドスピードが変わらないのにミート率が上がって飛距離が伸びる、というのも測定してみれば一目瞭然のはず。コースでライバルをあっと言わせるためにも、ミート率を上げる練習を続けてみてください。


 ◆取材構成=遠藤淳子(清流舎)

 ◆撮影=浅見桂子

 ◆取材協力=白水ゴルフ俱楽部(群馬・渋川市)