小村隼士(はやと、北海道・中の島中2年)が11オーバー83で松岡悠馬(神奈川・関東学院中3年)と並び、カウントバックで1位になった。

 15-17歳男子で2位になった兄・優太(北海道・札幌龍谷学園高2年)とともに、東日本決勝大会(4月22、23日、茨城・美浦GC)に進んだ。

 「今日はドライバーが少し曲がってアプローチも寄らず、前半44をたたいた。危ないと思った」という。後半は「何とかパーオンできるようになって」と、一昨年11-12歳の部を制して以来のトップ通過を果たした。

 弟よりも先に上がって予選通過を決めていた兄・優太は「自分もアップアップで心配だったけど、弟の方が心配」と話したが、弟のトップ通過を喜んだ。

 2年ぶりに予選挑戦の隼士は、2年間で身長が15センチ以上伸びて173センチになった。178センチで300ヤードを飛ばす兄にはまだ及ばないが、ドライバー飛距離は270ヤードほどと、兄弟そろって大型選手に。「体を鍛えているのでまだ弟には負けない」と兄は言うが、ともにスパイクは29センチと、まだまだ大きくなりそうだ。「2人そろって世界ジュニアに行きたい」と口をそろえた。