日本ツアー初参戦で優勝を飾った金楷林(キム・ヘリム=27、韓国)は「一生の中で1番うれしい日になりました」と素直に喜んだ。

 15年ワールド・サロンパス・カップを制したチョン・インジ(韓国)以来の初参戦初ツアーVとなる。

 第2日に続き、最終日もボギーなしの安定感をみせた。5バーディーを奪って67で回り、通算11アンダー205。2位と4打差をつける強さだった。

 自らのスポンサーとなるロッテとサマンサタバサとの関係により主催者推薦での出場だった。4月には大会出場が決まっており、権利のあった全米女子オープンも欠場した。日本ツアーの賞金ランキング上位選手がメジャー出場で不在のため「強く勝ちたいと思っていました」と満足そうに笑った。

 韓国ツアーでは現在、賞金ランキング2位で賞金女王を狙っているという27歳。「韓国に戻って相談しながら今年は日本の大きな大会に出たい。来年から本格的に日本ツアーへ出たいと思います」と構想を明かした。