2020年東京オリンピック(五輪)ゴルフ競技会場の埼玉・霞ケ関CCが25日、16年末のコース改修後初めて報道陣に公開された。

国内外から集まった計53社、計110人のマスコミが見守る中、五輪競技対策本部強化委員会の倉本昌弘委員長(日本プロゴルフ協会会長)、小林浩美副委員長(日本女子プロゴルフ協会会長)、2020東京企画・準備委員会委員の中嶋常幸の3人が10、11、18番をプレーしながら解説した。

総距離が長くなり、各ホールに2つあったグリーンが1つに変更。グリーンが広くなった分、アンジュレーション(地面の起伏)も増えた。中嶋委員は「グリーンに大きくなり、アンジュレーションがついてピンを切るところがたくさんある。チャレンジしがいのあるコース」と説明。特に最終18番パー4については「ドラマが起こりそう。フィニッシングホールにふさわしくなっている。何回か回った中でオリジナルの良さも残しながらダイナミックに良い形になった」と高く評価した。

代表選手は男子が20年6月22日、女子も同年6月29日の世界ランキング上位2人が選ばれる。倉本強化委員長は「2人の選手がメダルを獲得してほしい。あとはいかにホームの有利さを出すか。チャンスは十分にあると思う」と期待した。またゴルフ競技復活となった16年リオデジャネイロ五輪では、競技中にギャラリーの写真撮影が許可されていたことを明かし「シャッター音がバシバシ出ると思われる。他競技で禁止されていると聞いたことがないし。(写真禁止の国内ツアーと)五輪は別物と考えないといけない」とも口にした。

視察ラウンド後には改装されたクラブハウスで日本ゴルフ協会、五輪組織委員会、霞ケ関CCら関係者による記者会見も開かれた。現時点では五輪の競技開始時間は午前7時30分を予定。当初の計画では1日1~2万人のギャラリー来場数を想定していたが、組織委員会ゲームズ・デリバリー・オフィサーの中村英正スポーツ局長は「チケットの価格帯、何枚を売るかも含めて春ぐらいまでに考えたい。輸送上のキャパシティー、天候のマネジメントのこともあるので」と言うにとどめた。また同局長は会場周辺の自治体とも相談し、地元の子供のための観戦チケットを販売する方向性も明かした。