重原純奈(千葉・幸小3年)がプレーオフを制して、世界一に輝いた。

リュウ(中国)と一騎打ちになり、15番まで3打リードしたが、16番パー3でバンカーからホームランしてグリーン奥のネットの近くに行き、クラブがスイングで当たるため競技委員に裁定を仰いだ。「ネットがOBの境界線を示す」として救済を受けられず、1打罰でアンプレアブルに。動揺もあってアプローチをミスし、7をたたいて逆転されたが、17番で「10メートル以上あった」バーディーパットを沈めてプレーオフに持ち込んだ。

2ホール目、2メートルのバーディーパットを沈めて勝利した。「ドキドキしたけど、いままでで一番うれしい。あのトロフィーが欲しかったから」と、コースの売店に並んでいていつも眺めていた優勝トロフィーを手にした。正規ラウンドが終わった時点で1打負けたと思って大泣きしていたが、プレーオフと聞いて涙がピタッと止まり、最後はニコニコしていた。