今季から米ツアーに参戦する河本結(21=リコー)が、ハーフ終了時点で首位と1打差の2位につけた。最大瞬間風速10メートル超で、一時は横なぐりの雨が降る悪天候。それでも集中力を切らさず、丁寧なプレーで9ホール全てパーでまとめた。前半の9番パー4ではパーオンを逃したが、グリーン横からの長いアプローチをピン側30センチへピタリと寄せた。後半へ、期待を抱かせる内容だった。

米ツアー再開初戦のドライブオン選手権で優勝争いを繰り広げ4位。しかし、その後は2戦連続で予選落ちの屈辱を味わい「精神的にきつい時間でした」と漏らしていた。渋野、勝らと同じ98年度生まれの黄金世代。幼少時代からライバルがいたからこそ、ここまでたどり着くことができた。「今週は自分の精いっぱいのゴルフをしたい」と意気込んで挑む、自身初のメジャー。10番もパーとし、この時点で日本人トップ。この勢いのまま、昨年の渋野に続く優勝争いを繰り広げたい。