新世紀世代の笹生優花(19=ICTSI)が大会史上最年少の「19歳351日」で日本女子3人目のメジャー制覇を成し遂げた。通算4アンダーで並んだ畑岡奈紗と日本人同士のプレーオフに突入。最初の2ホールプレーオフでは決着がつかず、サドンデス形式となった1ホール目の9番のバーディーで勝負を決めた。

ホールアウト後のインタビューでは涙を見せた笹生だが、表彰式では終始笑顔。コロナ感染拡大防止のためか、メダルは自分で首にかけ、トロフィーも自ら持ち上げた。

「私の夢は世界一になること、そして全米オープンに勝つことでしたが、まさか今週、そんなことが起きるとは思わなかった」。

大会最年少Vの話題を振られると「さっき聞きました。本当にうれしいです」とニッコリ。

序盤の連続ダブルボギーからのカムバックについては「正直言うと、とても残念で…。思ったようなプレーができなくて。でもキャディーから“大丈夫、まだホールはたくさんあるから。とにかく自分を信じて前に進めばいいんだよ”と言われて、冷静に気持ちを切り替えることができた。“パー5が最後にたくさん(2つ)ある。自分の飛距離を生かそう”と思って頑張りました」と話した。

プレーオフ前は「緊張しておなかが痛くなった。バナナを食べたからかな…。終わって良かったです」と明かした。

また大好きでスイング作りの参考にしてきたローリー・マキロイがインスタグラムで自分にメッセージを送ってくれたことを喜び「メッセージで“そのトロフィーを手に入れろ!”って」と話した。