西村優菜(21=スターツ)が、第1ラウンドから首位を守り抜く完全優勝で、前週に続く2戦連続優勝を飾った。2位に5打差のリードでスタートし、4バーディー、2ボギーの70で回り、通算15アンダー、201。通算4勝目を飾った。
これまでの3勝は、全て今季に挙げたもので、いずれも最終日に逆転。初の逃げ切り勝ちとなった。15アンダーは、森田理香子が12年大会でマークした14アンダーを1打上回る大会新記録。さらに通算4勝目としては、渋野日向子の21歳9日に次ぐ、歴代8位の21歳53日で達成した(1位は宮里藍の19歳1日)。優勝インタビューの一問一答は以下の通り。
-2週連続優勝を飾った率直な気持ちは
西村 今日1日は、すごい苦しいラウンドだったんですけど、最後にバーディーで上がることができて、こうして2週連続優勝することができて、すごいうれしいです。
-前半で今大会初ボギーが出たが、15番パー3でバーディーを取ったころから笑顔も出てきた。15番はキーポイントだったか
西村 そうですね。14番で短いバーディーパットを外してしまって、少し悔しかったので、気合が入ったショットだったかなと思います。
-これまでは全て逆転優勝。逃げ切りの難しさを感じたか
西村 いつもよりも緊張感がありましたし、自分のプレーになかなか集中できない部分もあったので、前半は苦しかったんですけど、後半は特に、自分のプレーに集中しようという気持ちでラウンドしましたが、逃げ切りの難しさも感じました。
-15アンダーで大会新記録。コースとの相性は
西村 グリーンのアンジュレーション(起伏)がすごく難しかったので、よりコースマネジメントに集中しなきゃいけなかった。そういった面では、自分のゴルフにうまくはまったかなと思います。
-2年ぶり開催の大会で、宮城県での大会を楽しみにしていたとか
西村 そうですね。牛タンが大好きなので、すごい楽しみにしていました。
-牛タンは食べましたか
西村 はい。毎日食べました。
-優勝には牛タンパワーもあったか
西村 はい、ありました(笑い)。
-6戦ぶりの有観客開催で、ギャラリーの応援も力になったか
西村 はい。初めてギャラリーの皆さん前で勝つことができたので、すごくうれしいですし、本当に皆さんの声援が力になりました。本当にありがとうございました。
-次週以降の意気込みは
西村 今週も見つかった課題はたくさんありますし、一つ一つクリアして、またどんどん成長していけるように頑張りたいです。