国内男子ツアーのパナソニックオープン(26日最終日)で史上5人目のアマチュア優勝を飾った中島啓太(21=日体大3年)が29日、史上初のアマチュア2勝について「誰も成し遂げていないことなので、魅力は感じます。チャンスがあればやってみたいです」と語った。

注目のプロ転向時期を「一番早ければ、来年7月の全英オープン(14~17日、英国・セントアンドルーズ)後ですけど、大学のこともあるので11月の試合が終わった後か」とした。当面は日本オープン(10月14~17日、滋賀・琵琶湖CC)出場が決まっており、日本開催の米ツアー・ZOZO選手権(同21~24日、千葉・習志野CC)に主催者推薦出場の可能性もある。今後もツアー競技から推薦オファーが殺到すると思われ、快挙達成の可能性は十分にある。

この日はバンテリン東海クラシック(愛知・三好CC西C)開幕前日で金谷拓実(23)石川遼(30)と練習ラウンドを行った。「まだ全然(優勝した)実感がないんですが、遼さん、金谷さんとできて楽しかったです」。26日の優勝後はまず阿久津未来也から連絡があった。続いて「ずっと背中を追いかけてきた」という金谷から移動中に電話が来て「勝っても驚かないけど、うれしいよ」と祝福を受けた。家族は少しドライな対応で母美智子さんに電話すると「これから仕事だから後にしてくれる」といなされ、長姉由貴さんには「泣きすぎよ」。中島はやりとりの様子を「まあいつものことなんで」と苦笑いしながら明かした。

パナソニックオープンは、戦略的な城陽CCのパー3以外14ホールすべてでドライバーを握った。11月のアジア・パシフィック選手権など将来を見据えた“ドライバー縛り”のマネジメントは、今週も基本的に継続するつもりだが、3、14、17番のパー4に限っては刻む可能性もある。「持ち球(フェード)と逆のドローが必要になる。スイングを変えて、崩したくないので」。前日28日、ナショナルチームのガレス・ジョーンズヘッドコーチと相談して、無理をしすぎない方針を固めた。

「今週も挑戦を続けることが目標。しっかりドライバーを振っていきたい」。男子ゴルフの新星は、ブレずに自分のスタイルを貫いていく。【加藤裕一】