男子ゴルフの国内メジャー・日本オープン選手権(14~17日)の記者説明会が5日、開催コースの滋賀・琵琶湖CCで行われた。大会主催・日本ゴルフ協会(JGA)の山中博史専務理事が出席。記者の質問に答える形で、第1回大会(1927年)の赤星六郎以来、94年ぶり2人目のアマチュア優勝の可能性について「可能性はゼロじゃない。上位に何人かは来ると思う」と話した。

男子ゴルフはアマチュアパワーが席巻中だ。2週前のパナソニックオープンで世界アマチュアランク1位の中島啓太が史上5人目のアマチュア優勝を果たし、前週の下部ツアーでは日体大4年の河本力が優勝。また昨年の日本オープンでは杉原大河、河本が5位でローアマを分け合った。

同専務理事は「世界アマチュアランクを見れば、1位の中島だけでなく杉原が9位、河本が51位だったり。勝てる力は十分にあるでしょう」と話した。

今年の同オープンは琵琶湖CCにある27ホールの内、琵琶湖、三上両コースで開催される。琵琶湖コースは93年日本オープン、14年日本女子オープンでは使用されておらず、今回はグレッグ・ノーマン監修で改修が加えられ、ナショナルオープンで初使用される。

中でもティーイングエリアを317ヤード、349ヤードで使い分ける6番パー4は、1オン狙いのアグレッシブなプレーが期待され、注目を集めそうだ。