松山英樹(29=LEXUS)が今季3勝目、アジア人単独最多のツアー通算9勝目に近づいた。13位から出て6バーディー、1ボギーの66で回り、通算11アンダーと伸ばして首位と3打差の7位につけた。

スタートの1番パー4でいきなりボギーをたたいたが、この日はティーショットが安定。8番パー4で7メートルのパットを沈めてバーディーを奪うと、9番パー4も第2打をピン左4メートルにつけ連続バーディー。スコアを1つ伸ばして後半に入ると、13番パー5でバーディー。15番パー5では、第2打をピン左7メートルに2オン。イーグルこそならなかったが、楽々バーディー。続く16番パー3、17番パー4と3連続バーディーで一気に上位に浮上した。

前日終了後2時間以上練習してショットを修正。フェアウエーキープ率は前日の42・86%から64・29にアップ。アプローチショットもさえてバーディーを量産。第1日4個、第2日3個のボギーもこの日は1つとスコアを伸ばす要因となった。終了後松山は「ティーショットが少し安定してきたので、そこでいいプレーができた」と手応えを口にした。

この大会は16年、17年と連覇の経験もある相性のいい大会。今季3勝目へ向け「昨日までの状態とはちょっと変わってきている。これをしっかり明日スタートからできればチャンスはあると思います」と意欲を見せていた。