国内女子ゴルフツアーの今季開幕戦、ダイキン・オーキッド・レディース(3~6日)が2日後に迫った1日、会場の沖縄・琉球GCで、地元沖縄出身でツアー通算1勝の新垣比菜(23=ダイキン工業)が、練習ラウンド後に会見した。

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今大会は昨年が10位、新型コロナウイルスの影響で20年は開催されなかったが、前々回の19年は2位。「(プロとしては)毎年予選は通過しているので、今年で途切れさせたくない。今年もトップ10に入れたらいいなと思います」と話した。

畑岡奈紗、渋野日向子らと同じ98年度生まれの「黄金世代」で、初優勝は18年4月と早かった。同世代では勝みなみ、畑岡に次ぐ3番目の早さ。だが、その後は優勝がなく、昨季は賞金ランキング64位、メルセデスランキング59位で、シード権を失った。それでも昨年12月のファイナルQTで19位となり、今季前半戦の出場権を死守した。それだけに「まずは前半戦で結果を残さないと」と、おっとりとした口調の中にも決意をにじませた。

11年に12歳74日で大会最年少出場を果たすなど、地元開催の今大会は深い縁がある。「ずっと出ていて、その前には練習ラウンドもあいているので、コース自体は分かっているかなと思っている。自分が思うようにショットが打てれば、いいスコアを出せるのかなと思います。2勝目ができたら最高だなと思っています」。ホステスプロでもある今大会で、復活をアピールする姿を思い描いていた。