ヨネックスと用具使用契約を結ぶ大会ホステスプロで「岩井ツインズ」の妹、岩井千怜(ちさと、19=Honda)がツアー自己ベストの2位に入った。最終18番で1・5メートルのパーパットを沈め、涙を流した。

「今季は(通常のツアー出場が望めないQT90位で)すごく厳しくて、その中での2位だったんで、うれし涙でした」。

稲見との2打差を追い、同じ最終組から通算4アンダーでスタート。6番でダブルボギーをたたくなど10番終了時にはイーブンパーまでスコアを落としたが、11番から怒濤(どとう)の5連続バーディーを見せた。「最終組なのに思った以上に緊張がなくて、それが逆にビックリで。前半は攻めた結果だし、そんなに失敗とか思ってないです。5連続はただただうれしくて“次も入ったらいいな”くらいの気持ちでした」。

大会スポンサーのリシャール・ミルが提供する15番ホール・ベストスコア賞(3R通算スコア)500万円、ベストルーキー賞30万円もゲットしたが、それ以上に3位以内フィニッシュで次戦サントリー・レディース出場権を得たことが大きい。

ツアー後半戦出場の優先順位を決める、5週後のリランキング(獲得賞金による再振り分け)を前に暫定25位に浮上。思わぬ形で出場が1試合増えた。今大会10位で暫定18位にいる姉の明愛(あきえ)とともに着実に前進している。

【関連記事】ゴルフニュース一覧>>