ゴルフのオーストラリア女子アマチュア選手権最終日が13日、シドニー近郊のニューサウスウェールズGC(パー74)で行われ、22年全米女子アマチュア選手権を制した馬場咲希(17=東京・代々木高)の23年初戦は1打差の2位だった。 

4打差の3位で出た馬場は7バーディー、3ボギーの70と4つ伸ばして回り、通算10アンダー、285だった。単独首位で出た橋本美月が通算11アンダーで逃げ切りVを果たした。

馬場は「オフはあまり練習しておらず、主に体作りを重点的にしていて、今週の結果にドキドキしていましたが、こんなに上位で争えると思っていなかったし、今日も優勝争いできるとは想像していなかった。優勝争いは楽しかった」と振り返った。

最終18番パー5でボギー。パーだった橋本に1打差で逃げ切られた。「最終ホールはすごい悔しいですけど、OBを打ってしまってからもあきらめずに、ダブルボギーを打たないようにボギーを狙って、と思って出来た。あきらめずにできたのは良かった」と状況から“ナイスボギー”を示唆。この日、スコアを4つ伸ばしたものの「調子は全然良くなかった。今日はパターに救われました」と明かした。さらに「今年優勝争いして最後の最後で悔しい思いをしたので、来年は優勝争いして(橋本)美月ちゃんみたいに勝ち切りたいです」と、早くも来年大会でのリベンジを誓った。

逃げ切りVの橋本は「とにかく勝ち切れたことが何よりもうれしい」と笑顔を見せた。「今週はショットの感じも良くなって、体の使い方もイメージできるようになった。マネジメントも良くなって、この結果につながった。自信になる勝ち方で、とても自信がつきました」と手応えを口にした。