松山英樹(30=LEXUS)の大会連覇はならなかった。首位と7打差の25位から出て、2バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの71と落として回り、通算7アンダー、273で48位だった。

3打差5位から出た金施佑(韓国)が通算18アンダーの262で逆転優勝。1打差の2位はヘイデン・バックリー(米国)だった。中島啓太は6アンダーの54位。蝉川泰果は3アンダーで67位、比嘉一貴は2アンダーで72位だった。

松山はホールアウト後、「ディフェンディングの試合として、なかなか思うような結果を出せなかった。次の試合に向けて、また優勝して戻ってこられるように頑張りたい」と話した。

3番パー4で約2メートルを沈めてバーディー先行。9番パー5は3パットでボギーとした。後半に入って最も難易度が高い13番パー4。ティーショットは右ラフへ。4オン2パットでダブルボギーとした。最終18番パー5では2オンに成功。難なくバーディー締めでホールアウトした。

途中、痛みなどの違和感を感じたのか、帯同トレーナーにマッサージしてもらう場面も見られた。「多少、首に痛みがありましたが、来週は休んでしっかり治したい」と話した。4日間を振り返り「いい部分と悪い部分はっきりした。ショットに関しては、思うものが出せた時、いいプレーができるようになってきたのは先週とすごく変わってきたこと」と手応えを口にした。

次週は休み、次戦は2週間後の予定としたが「まず痛くなっている場所の痛みをしっかり取ってから、どうするか考えます。体調次第では、という感じですね」と慎重な姿勢を見せた。