松山英樹(30=LEXUS)の大会連覇はならなかった。通算7アンダーで48位だった。

3打差5位から出た金施佑(韓国)が通算18アンダーの262で逆転優勝。1打差の2位はヘイデン・バックリー(米国)だった。中島啓太(22=フリー)は通算6アンダーの54位。蝉川泰果は3アンダーで67位、比嘉一貴は2アンダーで72位だった。

32位で出た中島は1イーグル、1バーディー、4ボギーの71だった。昨年9月にプロ転向した中島にとっては今年初戦。4、5番と連続ボギー。ボギー先行も、8番パー4で約3・5メートルを沈めてこの日初バーディー。続く9番パー5で2オンに成功し、約4・5メートルを沈めてイーグルを奪取。思わずガッツポーズも出た。

一方、後半に入って、10番パー4、12番パー4とボギー。波に乗りきれず、第3ラウンドからスコアを1つ落として大会を終えた。

「4オーバーでもおかしくない内容の中、1オーバーで抑えられたのは良しとするところですが、最終日にアンダーパーで回れなかったのは悔しい」と肩を落とした。さらに「昨日ショットが良かった分、ショットに期待が大きすぎた。風の間違いだったり、もったいないミスが出てしまった」と振り返った。

8番バーディー、9番イーグルといい流れだったが「10番のティーショットはユーティリティーか4番アイアンかでミスした」と選択ミスを悔やんだ。

大会を振り返り「予選通過できたのは本当に良かった。精神的に追い込まれた状況で2日目に伸ばせたのは成長できている」と手応えを口にした。

今後については「日本に帰らず、西海岸に行きます。試合に出られたら出て、出られなかったら練習して1度日本に戻ります」と明かした。