米女子ゴルフの開幕戦で、21年全米女子オープン覇者の笹生優花(21=フリー)が4バーディー、2ボギーの70で回り、首位と3打差の7位で発進した。畑岡奈紗は3バーディー、2ボギー、古江彩佳は5バーディー、4ボギーでいずれも71とし、9位に並んだ。67で回ったブルック・ヘンダーソン(カナダ)が単独首位に立った。 過去2年間のツアー優勝者が出場できる大会で、29人がエントリー。各界著名人とラウンドし、予選落ちはない。

   ◇   ◇   ◇

畑岡は米ツアーを主戦場にして7年目を迎えた。シーズン初日を終えて「そんなに緊張しなかった。落ち着いてプレーできたかな」と振り返った。

2番パー5でバーディー先行。「パー5で絶対取りたいところで取れてよかった」。一方、7番パー4では、ティーショットが5メートル以上の強風に流されて“池ポチャ”。ボギーとしたが、9番パー5で約1・5メートルを沈めてバーディー。前半は1つ伸ばして折り返した。

後半最初の10番パー4で約2メートルのパットを決めてバーディーを取ると、小さくガッツポーズした。14番パー4は3パットでボギー。後半はスコアを伸ばせなかったが、今季の初戦初日を手堅くまとめた。「思ったより風が強くて、チャンスにつくところも少なかったが、いいパーセーブもたくさんあった。後半は一筋入らないところが多かった。我慢のラウンドができたかな」と振り返った。

オフはコーチとともにスイング調整に取り組んだ。この日のフェアウエーキープ率は64%。「ところどころまだできてないところがあったりで、試行錯誤しながらやっていましたが、いいショットもあった。それをたくさん増やしていけたら」と振り返った。また、大幅に変えたクラブの感触については「ドライバーはところどころ飛距離も出ていて、アドバンテージがうまく取れているのでは」と手応えを口にした。

第2ラウンドに向けては「少しティーショットやアイアンショットの修正がまだ必要かなと思うが、今、取り組んでいるスイングを引き続きできたら」と意気込んだ。