昨季国内男子ツアーで4勝を挙げて初の賞金王を獲得した比嘉一貴(27=フリー)が、九州運動記者クラブのゴルフ分科会が昨年活躍した九州・沖縄出身の選手に贈る「グリーンハット賞」を受賞した。25日、同会が発表した。例年1月中に開催する表彰式は諸事情で行われなかったが、同分科会を通じて喜びのコメントを発表した。

満場一致で2度目の選出となり「昨年の実績が認められ、また、賞をいただけて光栄です」と感謝。沖縄県出身の賞金王は17年宮里優作に続き2人目の快挙で、比嘉は「昨年のシーズンオフにしっかりトレーニングができましたし、1年間戦う準備ができたので、目標にしていた年間複数回優勝ができ、賞金王を戴冠できたのかなと思います」と振り返った。

今季については「今年は2月からDPWツアーに参戦できるので、また日本とは違う経験もできると思いますし、日本に帰国したら、その経験を形にできるようにトレーニングや練習をしていきたいと思っています」と、さらなる飛躍を見据える。すでに終えた1月の米男子ツアー、ソニー・オープンなど、今後増える海外ツアーへは「とにかく今は楽しみです。出場するからには上位を目指します」と意気込んだ。

連続賞金王への思いについては「今年は海外が主戦場になると思いますので…。もちろん日本のツアーに出られるときは出場するつもりです。出場するからには、もちろん優勝を目指します。今年はいろいろな意味で挑戦の1年になる。1つ1つの試合で、自分のいいパフォーマンスができるように頑張ります」とし、偉業達成を目指す。【菊川光一】