国内女子ツアー第3戦Tポイント×ENEOSトーナメント開幕前日の16日、主催者推薦出場の昨年全米女子アマチュア選手権覇者、馬場咲希(17=東京・代々木高)が鹿児島・高牧CC(パー72)で公式練習後取材に応じ、ゴルフの状態について「準備期間があったので、調整するところは調整できた。まぁまぁかな」と手応えを口にした。国内ツアーは今季初戦。「オフに取り組んできたことを発揮できるように頑張りたい」と意気込んだ。

2月にタイで行われた米ツアーのホンダLPGAに主催者推薦で出場。帰国後、鹿児島に3日間滞在。今大会のコースで練習ラウンドを2回行った。コースの印象について「ラフが難しい」とした。コース攻略法については「ドライバーのホールを気をつけたい。どこを狙うかしっかり決めてから打つこと」などを挙げた。また「グリーンは結構傾斜があるところが多いので、ピン位置によっては対応が難しくなる」と警戒した。今大会に向けて「ショットもパットもアプローチも全部調整しました」と明かした。

昨年11月のアジア太平洋女子アマ以来、父哲也さん(47)がキャディーを務める。「悪い時はこうなりやすいとか癖を分かってくれているので、アドバイスしてくれる」と父を頼りにしている。

体重は昨年最も落ちた時期から8キロ増やした。オフにトレーニングを積み、日々の食事にも気をつけている。自宅で1日3食とも食べられる場合、計4500~5000キロカロリー摂取するよう努めている。哲也さんがカロリーや栄養を計算し、料理を作る。好きな父の手料理は「チキンステーキやほうれん草とベーコンのバター炒め。めっちゃおいしいです」と明かした。この日の練習ラウンドで回った10番ティーショットの飛距離は274ヤード。41・5メートル毎秒だったヘッドスピードが、45・5メートル毎秒にパワーアップしたという。「体重が増えた分、振れてきたのかな」と分析した。

今大会の目標については「できればいい感じで終わりたい。最後まであきらめず、楽しくやっていければ」と話した。